KAWANO DENTAL

歯に関する豆知識

入れ歯が外れて食事ができない方へ|インプラントオーバーデンチャーとは?

  • 2026.04.22

入れ歯が外れて食事ができない方へ|インプラントオーバーデンチャーとは?

 

こんにちは!

大阪市住吉区・我孫子前駅近くの歯医者、川野歯科・小児歯科です。

 

「入れ歯がずれてしまってうまく噛めない」「外食のときに外れるのが不安で楽しめない」というお悩みをお持ちの方は少なくありません。特に60〜70代の方にとって、食事は日々の楽しみのひとつです。しかし、入れ歯の不具合によって食事を心から楽しめない状態が続くと、次第に外食を避けるようになり、生活の質そのものが低下してしまうこともあります。今回は、入れ歯の安定性を高める治療法として注目されている「インプラントオーバーデンチャー」についてご紹介します。

 

入れ歯が外れる原因とは?

入れ歯が外れてしまう背景には、いくつかの要因があります。まず大きいのは、加齢に伴う顎の骨や歯ぐきの変化です。歯を失った部分の骨は徐々に吸収されていき、入れ歯を支える土台が不安定になります。その結果、作製当初はフィットしていた入れ歯でも、時間の経過とともにズレやすくなってしまいます。

 

さらに、唾液の分泌量の低下も影響します。唾液には入れ歯を吸着させる役割がありますが、加齢や服用しているお薬の影響で唾液が減少すると、入れ歯の安定性が低下します。また、噛む力や舌・頬の動きとのバランスも重要で、これらがうまく噛み合わないと、会話や食事の際に入れ歯が動いてしまう原因となります。「入れ歯は外れるものだから仕方ない」と感じている方も多いですが、実際には改善できる可能性があるのです。

 

インプラントオーバーデンチャーとは?

インプラントオーバーデンチャーとは、顎の骨に埋め込んだインプラントを支えとして入れ歯を固定する治療法です。通常の入れ歯は歯ぐきの上に乗せるだけですが、この治療ではインプラントと入れ歯を連結させるため、しっかりとした安定感が得られます。

一般的には、下あごに2本程度のインプラントを埋入し、そこに入れ歯を「はめ込む」構造にします。これにより、食事中に入れ歯が浮いたり外れたりすることが大幅に減少します。硬いものや粘り気のある食べ物も噛みやすくなり、食事の満足度が大きく向上します。

 

さらに、インプラントと入れ歯の接続には「ロケーター」や「バー」といった専用の装置が用いられ、患者さまのお口の状態に応じて適切な方法が選択されます。これにより、単に外れにくくなるだけでなく、噛む力をしっかりと支えることができるため、従来の入れ歯と比べて安定性と機能性の両方が大きく改善されます。また、顎の骨に適度な刺激が加わることで、骨の吸収を抑える効果も期待できます。

 

また、完全固定式のインプラントと異なり、取り外しが可能な点も特徴です。毎日の清掃がしやすく、口腔内を清潔に保ちやすいため、ご高齢の方にも扱いやすい治療法といえるでしょう。

 

この治療が向いている方

インプラントオーバーデンチャーは、現在の入れ歯に不満を感じている方に特に適しています。「入れ歯が動いて痛い」「しっかり噛めない」「外食時に外れるのが怖い」といったお悩みをお持ちの方には、大きな改善が期待できます。また、「すべての歯をインプラントにするのは不安」「費用や手術の負担をできるだけ抑えたい」という方にも適した選択肢です。少ない本数のインプラントで済むため、身体的・経済的な負担を軽減しながら、安定した噛み心地を得ることができます。

 

快適な食生活を取り戻すために

入れ歯が合わない状態を我慢し続けると、食事内容が偏り、栄養バランスの乱れにつながる可能性があります。また、人前での会話や食事に不安を感じることで、外出の機会が減ってしまうこともあります。インプラントオーバーデンチャーは、このような問題を改善し、再び「しっかり噛める喜び」を取り戻すための有効な治療法です。入れ歯が安定することで、食事だけでなく会話もしやすくなり、日常生活の質が大きく向上します。

 

さらに、しっかり噛めるようになることで唾液の分泌も促進され、お口の中の自浄作用が高まるというメリットもあります。これにより、むし歯や歯周病のリスク軽減にもつながります。また、よく噛むことで消化を助け、全身の健康維持にも良い影響を与えるといわれています。

 

まとめ

当院では、大阪市住吉区・我孫子前駅近くの歯医者として、患者さまお一人おひとりのお口の状態やご希望に合わせた治療をご提案しております。「今の入れ歯では満足できない」「もう一度食事を楽しみたい」とお考えの方は、ぜひお気軽にご相談ください。